20年後にも聴きたい楽団 - 優しく 熱い –

子供たちが小学校時代の四国旅行の帰りのことです。お土産があまり買えなかったという、ステキな理由で倉敷チボリ公園へ寄ることがありました。子供たちは理由のとおり買い物に夢中に、私は売店の近場を(自分が迷子にならぬよう)ぶらりと。少人数の楽団が数箇所に分かれての演奏が目に止まりました。観客はわずかで、私のためのオンステージ状態でした。熱の入った演奏は素人の私にもわかりました。もっと聴いていたいけど、この場を後にしなくてはと、もどかしく足を留めていた冬の公園を思い出します。

高速道路出口まで入場待ちの車であふれていたチボリ公園は、時代なのでしょうか閉鎖されました。楽団の方々、今も演奏をしていらっしゃるのでしょうか。若かかったあの頃と違いどんな気持ちで聴くのでしょうか。

優しく、熱い演奏を20年後の今、どうして思い出すのか不思議です。にぎわっていた時間が「トントン」と胸をたたきます。

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